前橋市:固定資産税における航空写真AI解析クラウド実証
群馬県前橋市が、固定資産税業務にあたり、航空写真をAIで解析する実証実験を行っているようです。
土地や建物をお持ちの方は、毎年住んでいる自治体から固定資産税の納付書が届くかと思います。
固定資産税は、毎年1月1日時点の土地の利用状況や、建物の存否によって、課税額が変わってきます。そして、自治体職員が毎年1月1日に全員出社して、町内の全ての土地建物を現地調査しに行くというわけにはいかないので、1月1日時点の航空写真に基づいて課税の判断を行っています。
ネットの記事などを見てみますと、前年の航空写真と見比べるかたちで、変化点を調査しているようです。また、それでも町内の全ての土地建物を調査するのは難しいので、毎年特定のエリアごとに区切って、航空写真の比較作業を行っているようです。
群馬県前橋市は、この比較作業をAIで行おうというわけです。
AIが作業すれば、機械的に素早く処理でき、正確性も担保できるというわけですね。
固定資産税関係の書籍を見てみると、自治体の課税誤りはかなりの頻度で発生しているようです。
自治体職員の単純なシステムへの入力ミスや、住宅用地特例の適用漏れなど、お粗末な誤りも多いようです。
AIによる作業で、より正確かつ網羅性のある固定資産税の課税が行われればと願っています。