政府、少子化対策の加速プラン発表 財源に社会保険料引き上げ検討

 政府、少子化対策の加速プラン発表 財源に社会保険料引き上げ検討
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9d72c1297e7486b1f3bdc0fc8c88d66cbef8050e

 すごいですね。厚生年金や雇用保険料率は年々上がっているわけですが、その傾向は今後も続いていきますね。

 皆さん、決算書を見ていてあまり気にする方はいないのですが、法定福利費という勘定科目を見てみてください。
 社会保険料は法定福利費という勘定科目に計上されているのですが、法人税よりも高い金額を支払っている中小企業がほとんどだと思います。
 それはそのはず、給与額面の約15%の金額を、会社が社会保険料として負担しているためです。
 法人税は利益が出ない場合には均等割しか払わなくて良いですが、社会保険料は利益が出ていなくても給与額面の15%は必ず支払わなければなりません

 正直、税金なんかよりも、よっぽど重税感があると思います。
 経営者さんの中には、私って社会保険料を支払っているの?、と聞かれる方もいますが、社会保険料にしろ、国民保険にしろ、何かしらの保険料は必ず支払っているはずです。笑
 要はそれくらい無意識下に支払っているものにも関わらず、かなりの金額が皆さんのお財布から出ているということなんですよね。

 高齢世代や子供世代のためには、たしかに社会保険料はなくてはならないものです。
 しかし、これだけ多くの社会保険料を支払っていることを自覚して、制度のあり方や仕組みに興味を持って、時には意見していくことも重要なことではないかと最近感じ始めています。

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